ヤンキース・コール 61奪三振連続無四球の新記録樹立

【ヤンキース2-5レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

ヤンキース先発のゲリット・コールはレンジャーズ打線に打ち込まれて6回途中7安打5失点で今季2敗目(5勝、防御率2.03)を喫したが、最後に四球を出してから次の四球を与えるまでに61個の三振を奪うというメジャー新記録を樹立した(ホーム・マウンド間が現在の距離になった1893年以降)。従来の記録は今季コービン・バーンズ(ブリュワーズ)が樹立した58奪三振連続無四球だった(シーズン開幕からの記録としてはバーンズのものがメジャー記録)。

コールは今季4度目の先発登板から前回登板まで5試合連続で四球を与えず、最後に四球を出してから56個の奪三振を積み重ねていた。この日は初回先頭のウィリー・カルフーンに二塁打を許したあと、圧巻の3者連続空振り三振。2番ニック・ソラックから空振り三振を奪ったあと、3番ネイト・ロウを空振り三振に仕留めてバーンズの記録に並び、4番ジョーイ・ギャロからも空振り三振を奪って一気にバーンズの記録を塗り替えた。

3回裏一死からギャロに対して久しぶりの四球を与え、ついに記録がストップ。そこまでに2つの三振を追加し、コールの記録は61奪三振連続無四球まで伸びて終了した。初回にジオ・ウルシェラのタイムリーで先制したヤンキースだったが、エースのコールがまさかの5失点。8回表に昨季の本塁打王、ルーク・ボイトに待望の今季初アーチ(1号ソロ)が飛び出して1点を返したが、2対5で敗れて2連敗となった。

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