フランス代表・エムバペが東京五輪参戦を熱望 実現すれば同組の森保ジャパンの脅威に

欧州選手権でも活躍が期待されているエムバペ(ロイター)

フランス1部パリ・サンジェルマンの同国代表FWキリアン・エムバペ(22)が改めて今夏の東京五輪出場を熱望したと、スペイン紙「スポルト」が報じている。

五輪世代(24歳以下)のエムバペは東京五輪の予備登録メンバー入りしているものの、欧州選手権(6月11日~7月11日)に臨むフランス代表にも選出されており、東京五輪(7月21日~8月8日)と日程の兼ね合いから、3月に「欧州選手権に専念する」と報じられていた。

同紙によると、欧州選手権に挑むエムバペがフランス「TF1」でインタビューを受け「目標は常に同じ(優勝)です。すべてのフランス人を幸せにしたい。私たちは進歩を実現するために十分な準備をします。勝利を収めてフランスに戻ってくる」と語ったという。

その上で大会直後に開催予定の東京五輪については「私はいつも五輪でプレーすることを夢見てきたことを誰もが知っています。人生の大きな夢の1つを実現できることを願っています」と話し、欧州選手権との〝連チャン〟で五輪出場を熱望したという。

エムバペが改めて五輪参戦への強い意欲を語ったことで、フランスサッカー連盟も本格検討に入る見込み。エムバペとともに招集可否が注目される同代表FWウスマヌ・デンベレ(24=バルセロナ)を含め、強力ストライカーの出場が実現すれば、一気に金メダルの最有力候補となるのは間違いない。

そのフランスは五輪1次リーグで日本と同組。MF久保建英(19=ヘタフェ)との直接対決も注目されそうだが、森保ジャパンにとっては、気になるところだ。

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