【パラ競泳】山口が世界新マークも慢心なし「日々強くなっていこうと思っている」

山口尚秀

東京パラリンピックの代表選考会を兼ねた競泳のジャパンパラ競技大会初日(21日、横浜国際プール)、男子100メートル平泳ぎ(SB14)予選で代表に内定している山口尚秀(20=四国ガス)が1分4秒0の世界新記録をマークした。

東京パラリンピックの1年延期が決まってからは、体づくりに取り組んできた山口。「1日の食事を4食にしたり、プロテインを飲んだりしている。あとはウエイトレーニングや体幹トレーニングをしっかりやってきた」と、見た目でも分かるほど体が大きくなった。

しかし、決勝は1分4秒14に終わり「体重移動の改善だったりとか、新たな課題が見つかりました」と苦笑い。本番に向けては「知的障がいのクラスで世界記録を取れたことは嬉しいが、これから東京パラリンピックではいろんな障がいの選手がすごい成績を出すんじゃないかなと思っているので、知的障がいの選手である自分としても、東京パラリンピックまではしっかり日々強くなっていこうという風に思っている」とさらなる高みを見据えた。

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