これがレッズの勢い! 8回裏に一挙4得点で逆転勝利

【ホワイトソックス3-5レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

直近14試合で11勝3敗と好調のレッズが試合終盤に勝負強さを発揮し、逆転勝利を収めた。1対3と2点ビハインドの8回裏、レッズは2安打と1四球で一死満塁のチャンスを作り、相手野選とビリー・ハミルトンの犠牲フライで同点に。さらに一死二、三塁から代打のアレックス・ブランディーノがライトへのタイムリー二塁打を放ち、2点を勝ち越した。最終回はクローザーのライセル・イグレシアスが三者凡退に抑えて試合終了。日本時間6月10日の時点で21あった借金はあっという間に11まで減少した。

今季のレッズは満塁にすれば何かが起こるムードが漂っている。満塁での107打数、98得点、9本塁打はいずれもメジャー最多の数字であり、この試合の逆転劇も8回裏一死満塁からスタートした。一死満塁の場面でアダム・デュバルの打球は一塁へのゴロとなったが、一塁手のマット・デービッドソンは一塁ベースを踏まずに本塁へ送球。捕手のオマー・ナルバエスは本塁に触れるだけでよかったのだが、三塁走者のスクーター・ジェネットにタッチしようとした結果、生還を許してしまった。ジェネットは「フォースプレイなのかどうかわからなかった。だからタッチを避けることだけを考えていたよ」とコメント。この幸運な得点から流れに乗り、一気に試合をひっくり返したレッズの勢いは、ひょっとするとホンモノなのかもしれない。

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