クルーバー1失点の好投で13勝目 インディアンス快勝

【インディアンス8-1タイガース】@コメリカ・パーク

インディアンスはここ3登板連続で白星がなく2連敗中だった先発のコリー・クルーバーが、初回に連打のあとの内野ゴロの間に1点を失ったものの、その後は安定感を取り戻し、打たせて取るピッチングで8回途中まで94球を投げて被安打5、奪三振5、与四球1、失点1の好投。打線は16安打8得点でエースを援護し、クルーバーは今季13勝目(6敗)をマークした。1対1の同点で迎えた2回表にメルキー・カブレラの1号ソロなどで2点を勝ち越したインディアンスは、その後もヨンダー・アロンゾやエドウィン・エンカーナシオンの一発などで着実に加点。敵地でのタイガース3連戦を2勝1敗で勝ち越した。

オールスター前最後の登板で8回途中6失点、オールスター後初登板で4回7失点(自責点3)と精彩を欠くピッチングを続いていたクルーバーだが、ようやく本来の安定したピッチングが戻ってきた。5月最後の登板を最後に2ケタ奪三振は記録しておらず、この試合でも奪三振は5つどまりだったが、スライダーやシンカーを駆使して凡打の山を築き、8回途中まで1失点。テリー・フランコーナ監督は「良いピッチングだったね。徐々に本来の姿に戻りつつあるよ」とエースの好投に目を細めた。チームは貯金を再び2ケタとし、2位ツインズとのゲーム差は9に広がった。この先、「地区優勝ロード」を走っていくうえで、エースの復調は心強い限りだろう。

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