タイガース・ボイドが8回無失点の快投 投手戦を制す

【レッズ1-2タイガース】@コメリカ・パーク

タイガース先発のマシュー・ボイドとレッズ先発のホーマー・ベイリーによる白熱の投手戦は、8回までレッズ打線を無得点に抑えたボイドに軍配が上がった。最初の3イニングを打者9人で退けたボイドは、4回表一死二、三塁のピンチを切り抜けて波に乗り、5回表の先頭打者にヒットを許したあとは打者12人をパーフェクトに封じる快投。8回105球を投げて被安打4、奪三振7、与四球1、無失点という見事なピッチングで今季6勝目(9敗)をマークした。一方のベイリーは4回裏にニコ・グッドラムに10号先制ソロを浴び、8回裏にはマイク・ガーバーにタイムリー二塁打を許したものの、8回3安打2失点で4年ぶりの完投。しかし、打線の援護に恵まれず今季8敗目(1勝)を喫した。

タイガースのロン・ガーデンハイアー監督は試合後、「もし球数がもう少し少なければ、私はボイドを9回のマウンドに行かせるつもりだったよ」と語り、ボイドの好投を称えた。6月は防御率6.32、7月も最初の3先発でクオリティ・スタートが1度もないなど調子を落としていたボイドだが、前回登板のロイヤルズ戦では6回2失点で8先発ぶりの白星をマーク。その流れをこの試合での今季最高のピッチングに繋げた。今季のボイドは本拠地コメリカ・パークでの10先発で4勝3敗、防御率2.93、被打率.192と安定感を発揮。シーズン6勝は過去2シーズンと並ぶ自己最多タイとなっており、レギュラーシーズン残り2ヶ月で自己記録の更新、そして自身初の2ケタ勝利を目指す。

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