5番・カブレラが6回に逆転2ラン インディアンス5連勝

【インディアンス4-3レッズ】@グレートアメリカン・ボールパーク

4連勝中のインディアンスは、1点ビハインドの6回表にメルキー・カブレラの3号2ランが飛び出し、4対3で逆転勝利。レッズとの「オハイオ州対決3連戦」をスイープし、連勝を5に伸ばした。先発のシェーン・ビーバーが初回にプレストン・タッカーの5号2ランなどで3点を失ったインディアンスは、直後の2回表に反撃を開始。グレッグ・アレンのタイムリーなどで1点差に詰め寄り、2対3で迎えた6回表にカブレラがレッズ2番手のコディ・リードから逆転弾を放った。ビーバーのあとを継いだインディアンス救援陣は5人で合計4回2/3を投げて被安打3、奪三振8、与四球2、無失点の好投。1/3イニングを無失点に抑えた3番手のダン・オテロが今季2勝目(1敗)をマークした。

今季のインディアンスは外野手に故障者が続出しており、右肩の手術を受けたブラッドリー・ジマーは今季の残り試合を欠場することが確定。タイラー・ネークインとロニー・チゼンホールも戦列を離れており、7月末に加入したばかりのレオニス・マーティンも細菌感染症による欠場が続いている状況だ。そんななかで出場機会を増やしているカブレラがチームを勝利に導く逆転弾を放ち、直近4試合では2本塁打を含む16打数8安打(打率.500)の大活躍。シーズン通算成績は打率.265、OPS.694と物足りないものの、ここ最近の活躍でチームに不可欠な存在となりつつある。ポストシーズン出場経験も豊富(通算22試合)であり、マイナー契約から這い上がった34歳のベテラン外野手が、70年ぶりの世界一を目指すインディアンスのキーマンとなるかもしれない。

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