イェリッチがサイクル安打達成 ブリュワーズ乱打戦制す

【ブリュワーズ13-12レッズ(延長10回)】@グレートアメリカン・ボールパーク

ブリュワーズとレッズによる同地区対決4連戦の第2戦は、両軍合計36安打25得点という乱打戦となった。5回表にブリュワーズがクリスチャン・イェリッチの26号2ランなどで逆転に成功すると、その裏にレッズもエウヘニオ・スアレスの30号2ランなどですぐさま逆転。6回裏には投手のマイケル・ローレンゼンが4号3ランを放ち、レッズは4点をリードした。ところが、ブリュワーズは7回表にイェリッチのタイムリー三塁打などで同点とし、8回表にはマイク・ムスターカスの25号ソロで勝ち越し。8回裏にレッズが11対11の同点に追い付き、試合は延長戦に突入したが、10回表にブリュワーズがヘスス・アギラーの30号ソロなどで2点を奪い、乱打戦を制した。

チームが乱打戦を制する過程でイェリッチがムーキー・ベッツ(レッドソックス)に続いて今季2人目となるサイクルヒットを達成。球団史上8人目の快挙となった。1回表の第1打席でセンターへのヒットを放ったイェリッチは、3回表に二塁への内野安打、5回表に26号逆転2ラン、6回表にセンターへの二塁打、7回表に同点タイムリー三塁打を放ってサイクルヒットを達成。9回表に回ってきた第6打席でも三塁への内野安打を放ち、球団史上4人目となる1試合6安打も記録した。ブリュワーズ移籍1年目の今季は例年以上の長打力を発揮し、打率.319、26本塁打(自己最多)、75打点、14盗塁、OPS.943と大活躍。チームがポストシーズン争いに加わっていることもあり、MVP候補の一人に挙げる声も聞こえ始めている。

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