イバルディ4回持たずもブルペンが奮闘 Rソックス快勝

【レッドソックス8-2ブレーブス】@サントラスト・パーク

レッドソックスは先発のネイサン・イバルディが制球に苦しみ、4回途中までに4つの四球を与えて4イニングを投げ切れずに降板。しかし、7人のリリーバーが計5回2/3を2失点に抑える力投を見せ、チームの勝利を呼び込んだ。打線はイバルディ降板直後の5回表にイアン・キンズラー、クリスチャン・バスケス、ムーキー・ベッツのタイムリーで3点を先制。1点差に迫られた直後の8回表にはエラー絡みで二死満塁のチャンスを作ってキンズラーのタイムリーで2点を追加し、9回表にはザンダー・ボガーツのタイムリーなどでさらに3点を追加してダメ押しした。2番手として登板し、4回裏のピンチを凌いだブランドン・ワークマンが今季3勝目(0敗)をマーク。地区2位のヤンキースが敗れたため、ゲーム差は再び8.5に広がった。

ブレーブスは3点ビハインドの9回表一死二、三塁の場面でJ.D.マルティネスを敬遠し、ボガーツと勝負することを選択。ボガーツは「マルティネスが素晴らしい成績を残していることは知っているけど、なぜ(マルティネスを敬遠して)僕と勝負しようとするのか理解できないよ」と燃えていた。ボガーツは甘く入ったスライダーを弾き返し、センターオーバーの2点タイムリー二塁打。ブレーブスの敬遠策は失敗に終わり、レッドソックスの勝利は決定的なものとなった。「相手が敬遠策を取って僕と勝負してくれるのは嬉しいよ。外野へ打球を飛ばせば打点を稼げるチャンスをもらえるんだからね」とボガーツは「してやったり」のコメント。今季のボガーツは満塁の場面で打率.667(12打数8安打)、3本塁打、27打点、OPS2.255という驚異的な成績を残しており、自己記録(2016年の89打点)まであと1打点に迫っている。

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