Wソックスの有望株・コペックがトミー・ジョン手術へ

9月となり登録枠が拡大する「セプテンバーコールアップ」の時期を迎え、各球団の有望選手達が昇格を果たしている。今後はチームの主力になっていくにあたってできる限り故障は避けたいところだ。しかし、ホワイトソックスの有望株の1人であるマイケル・コペックがトミー・ジョン手術を受ける可能性が高いことが報じられた。

22歳のコペックは日本時間8月22日のツインズ戦でメジャー初先発を果たすと2回3安打無失点とまずまずのデビュー。次戦のタイガース戦では6回1失点の好投で念願のメジャー初勝利を飾った。彼はマイナーリーグで169キロを投げたとされ、球界全体の有望株ランキングでは13位に入っているほど今後の活躍が期待されている右腕だ。しかし、直近登板となった日本時間9月6日のタイガース戦では初勝利の時とは一変、4回途中9安打7失点大炎上していた。

その後の検査では右肘靭帯損傷が発覚し、今回のトミー・ジョン手術を受ける可能性が高まった。コペックは「予想していなかった事態だ。毎回投げるごとに痛みを感じていたのだけど、明確にいつから痛くなったのかは覚えていないし、この数日間は不快感があったよ」と話している。また、ホワイトソックスのリック・ハーンGMは「コペックは2020年のスプリングトレーニングまで復帰することが難しくなる。それは長期的に活躍ができないことを意味している」とコメントを残しており、今後はセカンドオピニオンを求め、最終的にどのようにするかを決めるという。

チームのリック・レンテリア監督は「コペックは復帰に向けてどんな困難でも乗り越えてくれるだろう」と長期離脱する有望株にエールを送った。最速169キロの直球を投げ、大きな注目を浴びている選手の1人だっただけに残念な結果となった。コペックが順調に回復し、再びマウンドで躍動する姿を多くのファンは望んでいる。

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