RX-7(FD型)にNSX!リトラクタブルヘッドライトがカッコよかった“90’S”スポーツカー【MOTA写真館】

RX-7「スピリットR」タイプA

「柔よく剛を制す」を地で行くロータリーピュアスポーツカー!マツダ FD3S型 RX-7

RX-7「タイプR バサーストR」

バブル期に開発・設計されたことを思わせる贅沢なメカニズムや装備が与えられ3代目 RX-7(FD3S型)。搭載されるロータリーエンジンにはツインターボを装着し、最終的に280馬力を発生させるハイパワーマシンへと変貌を遂げた。

流れるような曲線で描かれる造形は、今でも高く評価され、その人気は衰えていない。90年代のバブル末期に登場した3代目 FD3S型 RX-7は、開発費がたっぷりと注がれた贅沢なロータリーピュアスポーツカーだ。

スペック

■全長×全幅×全高:4,280~4,295mm×1,760mm×1,230mm

■車両重量:1240kg~1330kg

■エンジン:654cc×2ローター 13B-REW型 ツインターボロータリー

■駆動方式:FR

■トランスミッション:4速AT/5速MT

■総生産台数:約5万3000台

■価格:294万8000円~399万8000円(2000年式)

■販売期間:1991年~2003年

ハイテク装備で武装した孤高のスポーツカー 三菱 GTO

三菱 GTO(前期)

「あなたのスポーツは、面白いですか」や「スポーツは、ライバルがいるから、面白い。」のキャッチコピーで1990年にデビューした三菱 GTO。ワイド・アンド・ローのスタイルに、ハイパワーなV6エンジンを搭載し、四輪を駆動させ、最新デバイスを多く搭載し、バブル期の勢いを感じる三菱のフラッグシップスポーツカーだ。

馬力があって速い!そして、リトラクタブルヘッドライトがカッコよかった!

三菱 GTOは、そんな時代を思い出させてくれる、90年代を代表するスポーツカーと言えるだろう。

スペック

■全長×全幅×全高:4,555mm×1,840mm×1,285mm

■エンジン:V6 3000cc DOHC ツインターボ 6G72型

■最高出力:280馬力(日本仕様・ツインターボ)

■最大トルク:42.5kgm(日本仕様・ツインターボ)

■最高速度:254km/h(日本仕様・ツインターボ)

■トランスミッション:5速MT/4速AT/6速MT(後期ツインターボ)

■駆動方式:四輪駆動

■価格:398万5000円

※スペックや価格は1990年式ツインターボモデル

みんなの憧れ!世界初のオールアルミニウム国産スーパーカー ホンダ NSX

ホンダ NSX 1990年モデル

ホンダF1の黄金時代に「世界に通用するHondaの顔を持ちたい」という願いから、1990年に誕生したホンダのフラッグシップスーパーカーNSX。世界初のオールアルミニウムボディを採用し、車両重量はわずか1350kg(MT仕様)。開発には、伝説のF1ドライバー アイルトン・セナや中島悟も携わっている。

燃費や実用性よりも「速い」がとにかくカッコよくて正義だった。また、ホンダスポーツモデルの定番である「タイプR」はNSXで初めて設定され、タイプR専用の赤エンブレムもNSX タイプRから始まった伝統だ。

スペック

■サイズ:全長×全幅×全高=4,430mm×1,810mm×1,170mm(タイプR/タイプSは1,160mm)

■エンジン

・C30A型 水冷V型6気筒DOHC横置き 3,000cc(MT仕様 280馬力/31.0kgm)

・C32B型 水冷V型6気筒DOHC VTEC横置き 3,200cc(280馬力/31.0kgm)

■車両重量:1350kg(標準MT車)/1390kg(標準AT車)

■駆動方式:MR

■トランスミッション:4速AT/5MT(1型)/6MT(2型、3型)

■生産台数:7394台

■販売期間:1990年~2005年

■価格:800万円~

所有すること、乗ることが楽しかった90’Sスポーツカー

バブル経済の真っ最中に開発されたリトラクタブルヘッドライトを備えたスポーツカーたちは、90年代の日本の自動車市場を盛り上げ、大輪の華を添えた。

今では製造することができないリトラクタブルヘッドライトの動作や眼差しは、目覚める感覚と興奮を与えてくれ、現在でも多くの人を惹き付けて止まない。憧れだった90年代のリトラスポーツカーは、開発費がたっぷりかけられた贅沢なスポーツカーばかりで、今でも高く評価されている。

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