ドジャース・カーショウ 史上3番目の若さで2500奪三振達成

【ダイヤモンドバックス1-5ドジャース】@ドジャー・スタジアム

ドジャースのエース左腕、クレイトン・カーショウは日本時間9月4日のダイヤモンドバックス戦に先発し、2回表無死一塁の場面でニック・アーメッドから空振り三振を奪い、通算2500奪三振を達成した。32歳168日での達成は、ノーラン・ライアン(31歳101日)、ウォルター・ジョンソン(31歳197日)に次ぐ史上3番目の若さ。ペドロ・マルティネス(32歳221日)や先日亡くなったトム・シーバー(32歳287日)を上回るスピード記録となった。

32歳のシーズンまでに2500奪三振を達成したのは、ライアン、ジョンソン、カーショウ、マルティネス、シーバーの5人だけ。また、年齢でなく試合数で見ても、通算353試合目で達成したカーショウは、ランディ・ジョンソン(313試合)、ライアン(338試合)、マックス・シャーザー(344試合)に次ぐ史上4番目のスピード記録である。

カーショウは通算2497奪三振の状態でこの日の登板をスタート。1回表一死からコール・カルフーンを空振り三振、クリスチャン・ウォーカーを見逃し三振に仕留めて大台まであと1に迫り、2回表にアーメッドから空振り三振を奪って大台に到達。6回表二死からウォーカーにヒットを許すまでノーヒット投球を継続し、この試合の8個を加えて通算2505奪三振で歴代38位に浮上した(記録はメジャーリーグ公式サイトに準拠)。

試合はカーショウの好投もあり、ドジャースが5対1で勝利。今季5勝目(1敗)をマークしたカーショウは、これで通算174勝となり、球団史上4位のブリックヤード・ケネディ(177勝)まであと3に迫っている。ちなみに、球団史上1位はドン・サットンの233勝、同2位はドン・ドライスデールの209勝、同3位はダジー・バンスの190勝となっており、現在32歳のカーショウがあと60勝を積み上げて球団記録を塗り替える可能性は十分にありそうだ。

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