左腕・レイと再契約のブルージェイズ さらなる先発補強を目指す

ブルージェイズは今オフの移籍市場におけるメジャー最初のフリーエージェント契約としてロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結んだ。すでに先発ローテーションの頭数は揃っているが、ロス・アトキンスGMによると、さらなる先発投手の補強を行う可能性があるようだ。また、中堅手や遊撃手の補強に動く可能性も取り沙汰されており、今オフのブルージェイズは最も積極的な補強を展開するチームの1つになると見られている。

ブルージェイズは現時点で抱えている大型契約が少なく、主力選手の大半は安価な若手選手であるため、補強に使える予算を多く残している。先発ローテーションは現時点で柳賢振(リュ・ヒョンジン)、レイ、有望株ネイト・ピアソン、タナー・ロアーク、ロス・ストリップリングと頭数が揃っているものの、さらなるグレードアップに動く可能性があるようだ。

アトキンスとマーク・シャパイロ球団社長はインディアンス時代にトレバー・バウアーとの接点があるものの、ブルージェイズはバウアーよりもジェイク・オドリッジや田中将大といった「手頃な」フリーエージェント選手に手を出す可能性が高いと見られている。クオリファイング・オファーの諾否次第ではケビン・ゴーズマンとマーカス・ストローマンも獲得候補になるだろう。

また、「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ブルージェイズは中堅手の獲得を目指しており、ジョージ・スプリンガーやジャッキー・ブラッドリーJr.がそのターゲットになっているという。さらに、「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールは、ブルージェイズがフランシスコ・リンドーア(インディアンス)をトレードで獲得する可能性があることを指摘している。

遊撃手補強については、リンドーア獲得の噂がある一方で、「カナディアン・ベースボール・ネットワーク」のボブ・エリオットはブルージェイズがアンドレルトン・シモンズの獲得に興味を示していることを伝えている。いずれにしても、ブルージェイズがさらなる上位進出に向けて積極的な戦力補強を行うつもりであることは間違いなさそうだ。

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