夜間中学アンケ協力を 長崎県教委「多くの声聞かせて」 30日まで

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 長崎県教委は、公立夜間中学校の設置について県内在住者向けに実施しているニーズ調査アンケートへの協力を呼び掛けている。調査開始から1カ月が過ぎ、集まった回答は約90件。今月30日の締め切りを前に「より多くの声を聞かせてほしい」と、さらなる集約を目指す。
 県教委は夜間中学に通う対象として、県内在住の外国人や不登校などで十分な教育を受けられなかった人のほか、戦後の混乱期に義務教育を受けられなかった高齢者を想定。アンケート用紙は各市町の公民館や外国人技能実習生の監理団体、不登校の支援団体などに計2千枚を配布した。
 13日までに集まった回答は、インターネット経由も含め約90件。ニーズ調査を基に、夜間中学設置の是非や運営の在り方などを検討する。県教委は「まだまだ多くの声を集めたい。本人以外の家族や支援者も回答できるので調査に協力を」と呼び掛けている。スマートフォンなどを使ってQRコードからも回答できる。

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