ブルージェイズもベテラン先発左腕・ハップの争奪戦に参戦か

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシが関係者から得た情報によると、ブルージェイズはフリーエージェントのベテラン先発左腕J・A・ハップの獲得に興味を示しているようだ。現在38歳のハップは、2012年途中から2014年までと2016年から2018年途中までの2度にわたってブルージェイズに在籍した経験があり、もしブルージェイズが獲得に成功すれば3度目のブルージェイズ在籍となる。

ハップは14年間のメジャー生活で8度の2ケタ勝利を含む通算123勝を記録。2016年に自己最多の20勝、2018年に17勝をマークするなど、2014年から2019年まで6年連続で2ケタ勝利を挙げた。今季はヤンキースで9試合に先発して49回1/3を投げ、2勝2敗、防御率3.47、42奪三振と例年通りの堅実なパフォーマンスを見せた。

ブルージェイズは今オフ、すでに左腕ロビー・レイと1年800万ドルで再契約を結び、柳賢振(リュ・ヒョンジン)、タナー・ロアーク、ネイト・ピアソン、トレント・ソーントン、ロス・ストリップリングなど先発投手の頭数も揃っているが、先発ローテーションのさらなるグレードアップを目指している。そのための獲得候補の1人としてハップの名前が浮上しているようだ。なお、ハップにはエンゼルスとレンジャーズも興味を示していることが報じられている。

エンゼルスは今季の先発防御率がタイガース(6.37)に次いでメジャーワースト2位となる5.52と先発投手陣が崩壊。レンジャーズもタイガース、エンゼルス、レッドソックスに次いでリーグワースト4位となる5.32だった。ブルージェイズはリーグ9位の4.55で同地区ライバルのレイズ(3.77)やヤンキース(4.24)に水を開けられており、今オフの補強ポイントの1つに先発投手のグレードアップを掲げているのも頷ける。

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