12月後半は寒気南下 気温変化に注意を 気象庁1か月予報

1か月予報(平均気温)。出典:気象庁ホームページ

 気象庁は3日(木)、向こう1か月(12/5~1/4)の天候の見通しを発表した。東・西日本と沖縄・奄美では、12月半ばごろまで気温がかなり高い見込み。ただし、その後はこの時季本来の寒さが予想されるため、気温変化に対して注意が必要だ。

週ごとの天候予想

高温に関する早期天候情報。出典:気象庁ホームページ

 1週目(12/5~11) 気温は全国的に高温傾向で、特に、9日(水)ごろからの5日間ほどは、東日本以南でかなり高くなる見込み。このため気象庁は、東日本、九州北部を除く西日本、沖縄・奄美に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。  天候は、寒気の影響を受けにくい西日本の日本海側で、平年に比べて曇りや雨(雪)の日が少ない見込み。沖縄・奄美は湿った空気の影響を受けやすく、平年に比べて曇りや雨の日が多くなりそうだ。

1か月予報(平均気温12月12日~18日)。出典:気象庁ホームページ

 2週目(12/12~18) 寒気の影響を受けやすい北日本は低温傾向となる見込み。その他の各地は、15日(火)ごろまで高温傾向だが、その後は平年並みから低温傾向が見込まれる。地域によっては、急に寒くなる可能性があるため、気温変化に注意が必要だ。

1か月予報(降水量)。出典:気象庁ホームページ

 3~4週目(12/19~1/1) 気温は全国的に平年並みだが、寒気が南下する可能性があるため、低温の確率がやや大きくなっている。天候は全国的に平年と同程度が見込まれる。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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