有限会社米徳商店(長岡市)の破産手続開始が決定

有限会社米徳商店(長岡市、資本金3,000万円、藤﨑徳康社長、従業員1名)は、1月6日に新潟地裁長岡支部より破産手続開始決定を受けた。破産管財人には、佐藤明弁護士(弁護士法人一新総合法律事務所)が選任された。負債総額は1億3,700万円。

慶応年間に創業、1963年10月に法人化された企業で、「栃尾産コシヒカリ」をはじめとした米や、飲料水などを扱い、近隣客や飲食店などへ販売していた。自社での小口配送なども手掛けながら、業者向けの販売が好調であった頃には1億円弱の年商を上げていたが、米の需要減少や大手スーパーなどでの販売に押されて減収傾向を辿っていた。この間、ネット販売も手掛けるなど需要減への対応を行なっていたが、販売自体は縮小を辿り、年商は約2,000万円にまで減少していた。

こうした中で、4年前頃には本店店舗を閉鎖して実質的に事業を停止、その後の清算業務において債務返済の履行見通しが立たず、今回の措置となった。

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