【カーリング】オール高校生・常呂ジュニアは準V スキップ前田拓海「2026年、金メダルで!」

常呂ジュニア前田(右)、奥はコンサドーレ松村

カーリングの日本選手権最終日(14日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、男子決勝が行われ、高校生チームの常呂ジュニアはコンサドーレに7―9で敗戦。初優勝こそならなかったが、確かな爪痕を残した。

大会前は「3強(コンサドーレ、TM軽井沢、SC軽井沢クラブ)に勝ちたい」と目標に掲げていた北海道・常呂高の4人で構成された若きチーム。7試合で3強にきっちりと勝利を収め、決勝に勝ち進んだ。

この日も3連覇を狙うコンサドーレに第7エンド(E)終了時点で7―5とリードを奪う理想的な展開を見せた。しかし、第8Eにミスから3点を献上されると、第9Eにはスチールを許し、万事休す。日本一には届かなかったものの、スキップの前田拓海(3年)は「僕らにとってはここ(日本選手権)に来れただけでも十分なぐらいの成績だった。正直決勝に来るとは思ってなかった。負けて悔しいのはあるけど、十分やりきった気持ちもある」と充実の表情を浮かべた。

当初は「2030年の五輪で金メダル獲得」を夢に描いていた。しかし、今大会の準優勝で世界の舞台も視界に入ってきたことから、前田は「そうですね…。目標を変えます(笑)。2026年、金メダルで!」と力強く決意。悔しさをバネに、さらなるレベルアップを目指す。

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