【カーリング】北海道銀行がロコ・ソラーレを下し6年ぶり2度目のV 北京五輪代表争い激化

吉村紗也香(C)JCA IDE

カーリングの日本選手権最終日(14日、北海道・稚内市みどりスポーツパーク)、女子決勝が行われ、北海道銀行がロコ・ソラーレ(LS)に7―6で勝利。6年ぶり2度目の優勝を果たし、北京五輪の出場枠を争う大会の日本代表に内定。枠を得た場合は、LSとの代表決定戦の勝者が北京五輪の切符を手にする。

大きな大きな1勝となった。今大会でLSに優勝を許せば、北京五輪出場が消滅する大一番。第9エンド(E)終了時点で5―6とリードを許す苦しい展開だったが、最終第10EはLSにプレッシャーをかけながら有利に進める。ハウス内に石を2個を残す中、LSのスキップ・藤沢五月(29)のショットが決まらず、2点を奪取。逆転勝ちで北京五輪出場の可能性が復活した。

試合後、スキップ・吉村紗也香(29)は「本当にうれしい。5年優勝を逃していて、やっと優勝できてホッとしている」と満面の笑み。今後に向けては「調子もどんどん上がってきた大会だった。北京まで道がつながったので、次は自分たちの手でしっかり勝利をつかみたい」と決意を述べた。

来年に控えた冬の祭典を前に、代表争いが激しさを増してきた。

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