昨年引退のマスチェラーノ、しこりが残ったリバプール退団劇を回顧「約束を守ってくれなかった」

 元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノは、遺恨が残ったリバプール退団劇を回顧した。

36歳マスチェラーノが現役引退を発表…「今が最も適したタイミングだった」

 昨年に現役引退を発表したマスチェラーノは、2007年にウェストハム・ユナイテッドからリバプールに移籍。すぐにトッププレイヤーとして地位を確立したマスチェラーノだが、アンフィールドでの日々は必ずしもバラ色ではなかったようだ。2010年に2200万ポンドでバルセロナに加入した際は、半ば強引に決行したと明かしている。

【ラ・リーガ】メッシが世界最高と称される理由…元同僚マスチェラーノが力説「正しく判断し瞬時に実行できる」

「私たちの間には、もしリバプールが適切なオファーを受けた場合は退団を認めるという合意があった。契約延長の話はしていたけど、監督は僕の事気にしてなかったね。ラファが去ったあとロイ・ホジソンがやってきた。マネージングディレクターのクリスチャン・パースローとミーティングして、いいオファーがくれば移籍してもいいと言われたんだ。その後テーブルの上にオファーがあったけど、リバプールが見て見ぬふりをしていた。私は彼らが約束を守らない事に腹を立てたよ」。

【南米】最愛のクラブはバルサではない⁉ マスチェラーノがリバプールを選んだ理由とは?「アンフィールドは特別な場所」

「マンチェスター・シティとの試合で、私は出場を拒否した。大一番で欠場することで、自分の腹立たしさを示したんだ。クラブには家庭の事情で退団したいと伝えたら、行動しなければならなくなって動揺していたよ。そうしないとリバプールが約束を守ってくれないからね」。

マスチェラーノがリバプール退団劇を回顧※Photo Matthew Lewis

© 株式会社SPOTV JAPAN