ブリュワーズの開幕投手がウッドラフに決定 前田との投げ合いへ

前田健太が開幕投手を務めるツインズと開幕戦で対戦するブリュワーズの開幕投手がブランドン・ウッドラフに決定した。ブリュワーズのエースへと成長したウッドラフが開幕投手を務めるのは2年連続2度目。ブリュワーズでの2年連続開幕投手はヨバニ・ガヤード(2010~14年=5年連続は球団記録)以来となる。初の大役を務めた昨季はカブスを相手に5回4安打2失点と力投したものの、3安打完封のカイル・ヘンドリックスに投げ負けた。

現在28歳のウッドラフは昨季キャリアで初めてシーズンを通して先発ローテーションを守り、13試合に先発して73.2イニングを投げ、3勝5敗ながら防御率3.05、91奪三振の好成績をマーク。9月11日(現地時間)のカブス戦で7回1安打、12奪三振、無失点、同26日のカージナルス戦で8回2安打、10奪三振、無失点の快投を見せるなど、「負けられない一戦」での勝負強さが光った。

13先発は昨季メジャー最多タイであり、被打率.204はリーグ4位、WHIP(0.99)とK/BB(5.06)は同5位、奪三振率11.12は同7位、防御率3.05は同9位にランクイン。打線の援護に恵まれず、白星は増えなかったが、質量ともにエースに相応しい働きを見せた。ウッドラフは「昨季、初めて開幕投手に指名されたのは大事件だった。それは今季も変わらない。シーズンの最初の試合に先発できるのは、いつだって大変な名誉だよ。軽く考えたりすることはない」と開幕投手としての責任感を口にする。

ブリュワーズでは5年連続で大役を務めたガヤード以降、カイル・ローシー、ウィリー・ペラルタ、ジュニア・ゲラ、チェイス・アンダーソン、ヨーリス・チャシーンと毎年開幕投手が変わっており、ウッドラフは久々に誕生したエースということになる。ちなみに、開幕投手の回数ではベン・シーツの6度が球団史上最多となっている。

クレイグ・カウンセル監督は開幕2戦目に昨季ブレイクしたコービン・バーンズが先発することも併せて発表。今季もウッドラフとバーンズの両右腕が先発ローテーションの軸となり、4年連続のポストシーズン進出を目指すチームの戦いを牽引していく。

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