アトレティコ・マドリードのルーカス・トレイラは南米復帰を望み、ボカ・ジュニアーズが獲得に動いているようだ。
トレイラの母親が新型コロナ感染で死去…アトレティコの許可得てウルグアイに緊急帰国
昨年夏にアーセナルからアトレティコにレンタル移籍したトレイラは、ガナーズと2年の契約を残すもシーズン終了後に南米復帰を希望。以前から南米でのプレーを望んでおり、今週53歳の若さで亡くなった母親の死去に伴い思いが加速したようだ。また『ESPN』によると、新たな守備的MFを求めるボカがトレイラにオファーを検討していると報道。ボカの本拠地があるブエノスアイレスからトレイラの故郷はわずか数時間しか離れておらず、ウルグアイ代表MFもクラブ間で合意に至ってほしいと同メディアで伝えた。
「僕の母は53歳でコロナウイルスにより亡くなった。故郷で感染が発覚し、11日間闘病生活を送ったけど、月曜の朝に最悪のニュースを受け取った。アトレティコや監督は全てを理解してくれて1週間の休暇をくれたけど、もう少し長くいたいと願った。でも僕は自分の義務を果たさなくてはならないし、人生は続いていく。アトレティコはとても良くしてくれた。それは重要な事だよ」。
「母の事を考えて激しい感情や狂った決断をしているわけではない。僕はいつもボカでプレーしたいと言ってきた。母が亡くなった夜、真っ先にオファーの話を聞いたのがエージェントだった。僕は彼に、もうヨーロッパでプレーしたくない、ボカでプレーしたいと伝えたよ。自分の家や家族の近くにいたいんだ。クラブが合意できることを願っているよ」。