東海道川崎宿400年、記念ロゴ決定 宿場や渡し船 モダンに

「東海道川崎宿起立400年」の記念ロゴマーク(川崎市提供)

 2023年の「東海道川崎宿」起立400年に向け、川崎市川崎区が制定を進めてきた記念ロゴマークが決定した。宿場と多摩川の渡し船を描いた会社員是澤義隆さん(35)=岡山県=の作品で、最終候補4案への投票で最優秀作品に選ばれた。

 選ばれた作品は「400」の「0」を松の木と浮世絵「東海道五十三次」に描かれた遠景の富士山、三度がさをモチーフにした。投票では全1168票のうち622票を獲得。投票者からは「東海道や川崎宿の特徴が盛り込まれている」「レトロでモダンなデザインが趣を感じる」などの声が寄せられた。

 是澤さんは東海道かわさき宿交流館(同区)を訪れて川崎宿に興味を持ち、ロゴマークで地域を活性化したいと発案。「400のゼロや東海道五十三次をイメージしたフレームなど、工夫して見る人が楽しめるデザインにした」とし、「川崎宿が次の500年につながるよう認知され、愛されるロゴマークになってほしい」と語った。

 ロゴマークは「川崎宿起立400年プロジェクト」のホームページやイベントなどで活用する。

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