健やかな成長願って 五月のぼり制作 佐世保

子どもの健やかな成長を願って制作されている五月のぼり=佐世保市、川口家染工場

 端午の節句を前に、1902年創業の長崎県佐世保市相浦町の川口家染工場で、初節句を祝う「五月のぼり」が制作されている。
 のぼりは最大で長さ7.5メートル、幅0.9メートル。絵柄は約20種類で、宇治川の戦いや川中島の戦いなどの武者絵が人気という。綿の布に約10色の染料で色を付け、乾燥させた後に家紋や子どもの名前を入れ、最後に顔の目を描いて完成となる。今年は約30本制作する。
 4代目の川口直一郎社長(61)は「子どもたちが新型コロナウイルスに負けず、健やかに成長するように願いを込めている」と話した。注文、問い合わせは同社(電0956.47.2053)。

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