ペレス会長が公の場に登場! ESL開催を改めて主張「サッカーを救うため創設した」

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、初代チェアマンを務める欧州スーパーリーグ(ESL)の正当性を主張した。

欧州スーパーリーグ創設が正式発表!プレミア“ビッグ6”ら12クラブが合意

 ESLは18日の午前0時すぎに設立を発表し、プレミアリーグの“ビッグ6”に加え、ACミラン、インテル、ユベントス、バルセロナ、レアル・マドリード、アトレティコ・マドリードが参加に合意。この出来事が大きな波紋を呼び、サッカー界で多くの批判が殺到している。発表から翌日の『El Chiringuito(エル・チリンギート)』に出演したペレス会長は、ESL創設を強く擁護。さまざまな質問に答え開幕の実現に言及している。

賛否両論の“ヨーロッパ・プレミアリーグ”…レアル会長は全面的な支持を表明「新しい時代の幕開け」

「UEFAは別のフォーマットで仕事をしていたが、第一に私はそれを理解できなかったし、第二にサッカーを救うために必要な収入が得られなかった。私が言うサッカーを救うと言うのはみんなを救うと言う意味で、少なくとも今後20年間は平和で暮らせる様にするためだ。50年代にヨーロッパカップがサッカーを救ったように、このフォーマットがサッカーを救うと信じている」。

なぜスーパーリーグなのか?
「イングランド、イタリア、スペインのビッグクラブは本当にひどい状況に陥っているため、解決策を見つけなければならなかった。欧州クラブ協会は、50億ユーロの損失を出した。テレビ以外に収入がない場合、収入を増やすには世界中のファンが見れる魅力的な試合をするのが一番だ。そこで私たちは、CLの代わりにESLを開催すれば損失を軽減できるのではないかという結論に達した」。

スーパーリーグ開幕はいつ?
「可能であればすぐにでも開催を目指していて、早ければ2020年8月にもできるのではないかと言う意見もある。UEFAとFIFAと話をするつもりだし、なぜ彼らが怒っているのか分からない」。

いつから構想していた?
「スーパーリーグ自体は何十年も前から語られてきたが、パンデミックがもたらした問題が加速させた。CLでは質の低い試合がたくさんある。バルセロナとマンチェスター・ユナイテッドの試合の方が、マンUと地味なチームの一戦より面白い。世界中の人たちは何を求めているのか?世界中にファンがいてそれが収入になるんだ。そのお金はみんなのものだ。ピラミッドなのだよ。一番上の人がお金を持っていなければそもそも存在しないんだ」。

UEFAによる選手たちへの脅しは?
「脅しは起こらないから選手たちは落ち着いて欲しい。しかしUEFAの独占的な運営は透明性を持たなければならない。UEFAには良いイメージを持っていない。彼らは誰も理解していないフォーマットを提示し2024年に開始すると言っている。その頃には私たちは死んでいるだろう!UEFAは変わらなければならないし、私たちを侮辱するような会長はいらない」。

ペレス会長がESL開催を主張 Photo Quality Sport Images

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