大谷が3年ぶり勝利投手 5回9奪三振&2安打2打点

【エンゼルス9-4レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

ベーブ・ルース以来100年ぶりとなる「メジャー本塁打王の先発登板」となった大谷翔平(エンゼルス)の今季3先発目。立ち上がりは制球に苦しみ、初回にネイト・ロウの6号3ランなどで4点を失ったが、その後は立ち直り、5者連続三振を含む5回9奪三振の力投を見せた。また、打者としては2回表に2点タイムリー二塁打を放つなど、3打数2安打2打点3得点の活躍。エンゼルスは9対4で勝利し、大谷は2018年5月20日(現地時間)以来となる白星を手にした。

大谷は「2番・投手」でスタメン出場。ア・リーグの投手が2安打3得点を記録するのは1971年5月1日(現地時間)のジム・ペリー(ツインズ)以来50年ぶりのことである。2回表にライトへ初速113.8マイル(約183.1キロ)という痛烈な2点タイムリー二塁打を放ち、6回表にはバント安打も記録。初回の四球も含め、出塁した3打席はいずれも後続のタイムリーでホームに戻ってきた。

投手としては、初回に3つの四死球を与えるなど制球に苦しみ、ロウの3ランとデービッド・ダールの犠飛で4失点。しかし、1回裏二死から打者12人を連続で打ち取るなど、その後は完全に立ち直り、スプリッターとスライダーを武器に、3回裏二死から5回裏一死まで5者連続三振も記録した。5回裏二死からイサイアー・カイナーファレファにセンターへのヒットを許したが、ジョーイ・ギャロにスプリッターを連投して空振り三振。75球で5イニングを投げ抜き、実に1072日ぶりとなるメジャー通算5勝目をマークした。

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