大谷10号もブルペン崩壊 エンゼルス今季最悪の5連敗

【レイズ8-3エンゼルス】@エンゼル・スタジアム

大谷翔平のメジャートップに並ぶ10号2ランも、アンドリュー・ヒーニーが見せた7回途中4安打10奪三振の無失点ピッチングも、エンゼルスの勝利にはつながらなかった。7回表のヒーニー降板直後に2番手のマイク・マイヤーズがソロ本塁打を被弾すると、8回表にはブルペンが崩壊して大量7失点。現在のチーム状態を象徴するかのような逆転負けで本拠地でのレイズ4連戦をスイープされ、今季ワーストの5連敗、同じく今季ワーストの借金4となった。

3回裏にフィル・ゴスリンのタイムリー二塁打と大谷の10号2ランで先制したエンゼルス。先発のヒーニーは5回までに10個の三振を奪うなど7回表二死までレイズ打線を4安打無得点に封じ、リリーフ陣にバトンを託した。ところが、2番手のマイヤーズが4失点、3番手のアーロン・スレガースは2失点、4番手のフェリックス・ペーニャも2失点。決勝点となったレイズの4点目は捕手カート・スズキの捕逸によるものであり、勝ち越しを許したあともレイズ打線の勢いを止められなかった。

大谷は定位置の「2番・DH」でスタメン出場し、空振り三振、10号2ラン、空振り三振、内野安打で4打数2安打2打点。今季の本塁打数はJ・D・マルティネス(レッドソックス)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)と並ぶメジャートップタイとなり、打率は.273、OPSは.968に上昇した。一方、レイズの筒香嘉智は8回裏からヤンディ・ディアスに代わって一塁手の守備に就き、9回表の打席ではセンターフライ。1打数0安打で今季の打率は.160、OPSは.454となった。

© MLB Advanced Media, LP.