フィリーズの有望株・デロスサントスが初登板初勝利

【フィリーズ7-3メッツ】@シティ・フィールド

昨年12月にフレディ・ギャルビスとのトレードでパドレスから移籍してきたエニエル・デロスサントス(フィリーズ)がメジャー初登板初先発。ドミニカ共和国出身の22歳の右腕は、7回途中まで94球を投げてパドレス打線を3点に抑え、デビュー戦を白星で飾った。フィリーズは2回表にマイケル・フランコの12号3ランで先制し、3回表にはニック・ウィリアムスに2点タイムリーが飛び出して5点を先行。5回表にはオドゥベル・ヘレーラが16号ソロを放ち、続く6回表にはフランコがこの日4打点目となるタイムリーを放ってデロスサントスを援護した。メッツ先発のドリュー・ギャグノンもこの試合がデビュー戦となったが、5回途中6失点でノックアウト。両新人の明暗がハッキリと分かれた一戦だった。

メジャー初勝利をマークしたデロスサントスは「夢が叶ったよ」と嬉しそうに話した。前日の試合がダブルヘッダーとなったのに加え、ビンス・ベラスケスが故障者リスト入りしているという事情もあって先発登板の機会が巡ってきたデロスサントス。AAA級では16先発で9勝3敗、防御率1.89という素晴らしい成績を残していたが、その実力をメジャーの舞台でも遺憾なく発揮した。デロスサントスは「良い仕事ができたと思う」と自身のパフォーマンスを自画自賛。ゲーブ・キャプラー監督は「ワールドシリーズを制した2004年のカート・シリングのことを思い出したよ」とレッドソックス時代のチームメイトである名投手の名前を挙げ、新人右腕の好投を称えていた。

© MLB Advanced Media, LP.