カージナルス7連勝 ワイルドカード圏内まで1ゲーム差

【ナショナルズ4-6カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

6連勝中のカージナルスは2回裏にハリソン・ベイダーの犠牲フライで先制すると、二死一塁から先発投手のジョン・ガントが内角低めへの速球を捉え、メジャー初安打となる1号2ランを放ってこの回3得点。4回裏にはコルテン・ウォンのタイムリー二塁打でリードを5点に広げ、最後までナショナルズに主導権を渡さなかった。メジャー初本塁打を放ったガントは本業のピッチングでも6回途中4安打1失点と好投し、今季5勝目(4敗)をマーク。ナショナルズは終盤にブライス・ハーパーの30号2ランなどで反撃したものの、先発のジオ・ゴンザレスの乱調(4回5失点)が響き、3連敗となった。

カージナルスが今季最長の7連勝で貯金を今季最多の10にするとともに、地区首位のカブスまで4ゲーム差、ワイルドカード圏内まで1ゲーム差に迫った。8号ソロを含む3安打3打点の活躍を見せたウォンが「僕たちに追い風が吹き始めている。僕たちは自信を持って積極的にプレイすることができているんだ」と語るように、カージナルスの各選手はチーム状態の良さに手応えを感じており、それはチームの戦いぶりにも表れている。若手中心にシフトした投手陣も今のところは好成績を残しており、8月に入ってからチームは11勝2敗と絶好調。マイク・シルト監督代行は監督としての最初の27試合で18勝をマークしたが、これは球団新記録である。一時は勝率5割まで後退したカージナルスだが、すでにポストシーズン進出は射程圏内。このままの勢いでさらなる上位進出を目指す。

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